――いつまでも続くと思っていた日常は、案外あっけなく終わりを迎えてしまうのでした。

「ぜひ我が校で教師として働いて頂けませんか?」
彼の言葉に乗せられるがまま、”契約”を結んだ私。
そして始まったのは、悪魔による悪魔のための悪魔だけの学園で送る教員生活。

しかし、彼らの中で人間の立ち位置は圧倒的最下層、
私の授業を真面目に受けてくれる生徒がいるはずもなく……


「いい加減にしろよ ヘコヘコヘコヘコとよぉ」
襲われては助けてもらい、謝ってばかりな私に気づきをくれたのは、教え子の一人である”ベレトくん”でした。

けれど――

「近寄んじゃねえ!」
具合が悪そうな彼に近寄った瞬間、触れたのは熱い唇。
そしてよぎるのは、学園長から言われた一つの言葉
”あなたは虫を誘う花の蜜そのものですから”

止まらないベレトくんからのキス、そして行為はエスカレートして――